現引の使い時
信用取引では株を買うことはもちろん、売りから入ることも出来ます。
しかし、信用取引で買った銘柄は実際には買ったことにはなっていません。
あくまで株を借りていることになっています。
つまり、株の所有者にはなっていない為、株主優待や配当金を享受することが出来ないようになっています。
そこで現引という方法が使えます。
現引とは信用取引で買った株を実際の資金を出して改めて自分の株として買い直す取引です。
現引を行うことで晴れて株主となり、配当金や優待を享受することができるようになります。
現引は「後々資金が手に入るけど今株を買っておきたい」という人や、「売買手数料を節約したい」という人には良い制度かもしれません。
ちなみに私の塩漬け株である東海カーボンはこの現引で取得した株でありまして、現引した理由は
「信用買いした銘柄は日々手数料がかかっていくことに気づいたから」
です。
気づくまで3ヶ月近くかかりました。(笑)
また、東海カーボンは12月が権利確定月なのですが、その時は信用買いで持っていたため、配当金を得られませんでした。
信用買いで持ったまま権利確定日を通過した株は配当金に代わる「配当金らしいもの」を貰えるらしいのですが、正直貰った記憶がありません。
なので、権利確定前に信用買い銘柄を持っている人はなるべく現引することをお勧めします。
さらに言うと塩漬けの為の現引はやめておいた方がいいです。大人しく負けを認め、損切りしましょう。